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新型コロナウイルス

結膜下出血って知っていますか

花粉症の鼻水に漢方がよく効く場合があります

ものもらい・めばちこ・めいぼ・めんぼ

白内障手術後の紫外線対策

ノロウイルス対策

胃アニサキス症

薬疹ついて

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新型コロナウイルス
今世界中で急速に広がっている新型コロナウイルスによる肺炎についてはマスコミで連日報道されています。
コロナウイルスといえば2002年に中国広東省から広がったSARSと2013年に中東から広がったMERSはまだ記憶に新しいと思います。

SARSは2002年11月に感染が確認され、2003年7月5日にWHOによる封じ込め成功が発表されました。
8422人が感染し、916人が死亡しました。

MARSは2012年9月に報告されて現在も終息宣言はされていません。
現在までに患者数はおおよそ2500人、約860人が死亡しています。

そして今回の新型コロナウイルスの流行です。
当時大騒ぎされたSARSやMARSに比べて流行の規模は格段に大きいことがわかりますね。

コロナウイルスはエンベロープに包まれたウイルスなのでノロウイルスなどと違って、アルコールなどで消毒できます。そこは救われるところですね。

元々コロナウイルスは風邪の原因ウイルスとして、毎年何十万人の人が感染している状況です。新型コロナウイルスに対する防衛策はインフルエンザや風邪の予防と同じなので、こまめな手洗いや人混を避けることだけで風邪やインフルエンザにかかる危険性はかなり減ります。
実際、今年の冬はインフルエンザの患者さんはかなり減っています。


結膜下出血って知っていますか
ある朝起きて鏡を見たら目が真っ赤! あるいは職場でその目どうしたの・・・というような感じで気が付く場合が多い結膜下出血。
ほとんど、何の前兆もなく痛みもないのに目の白目が真っ赤になることがあります。普通の目の充血ではなくって出血している感じです。専門的に言うと眼球の球結膜と強膜の間に出血した血液が見えている状態です。透明な結膜の下なので真っ赤に見えます。ほとんどの場合原因がよくわかっていません。治す薬もないので自然に血液が吸収されるのを待つだけになります。1週間ほどすると自然に消えてしまいます。
私はこれまで4回ほど経験していますが、周りの方が驚くので説明するのが面倒だな・・って感じで付き合っています。


花粉症の鼻水に漢方がよく効く場合があります
花粉のシーズンに鼻炎の症状で困っている方が多いと思います。
耳鼻科に行くと抗アレルギー剤やステロイドの点鼻薬をもらうことが多いと思います。
ただ、サラサラの鼻水がたらたら出るときには漢方薬の小青竜湯が思いのほかよく効きます。耳鼻科からもらった薬との併用も特に問題なく、何よりも頭がすっきりするので、快適です。
一度試してください。


ものもらい・めばちこ・めいぼ・めんぼ
関西では麦粒腫のことをいろいろな呼び方で表現します。関西人の私としてはどれもなかなかいい呼び方だなと思います。
ところで麦粒腫は眼瞼の分泌腺が細菌により感染で起こることが多いようです。

アドバイス
1.どういう時に起こりやすいか?
疲れた時、目をよくこするようなとき、前髪が長くて目に前髪が入りやすいとき。
2.治療法は
抗生物質の点眼または内服です。多くの場合はこれでよくなります。ただ、コロコロするようなしこりが残るときは切除することもあります。
3.治療のポイント
とりあえず瞼の痛みを感じたら早く抗生物質の目薬を点眼することです。遅れると完全に治るまで時間がかかることもあります。



白内障手術後の紫外線対策
白内障手術の際、水晶体の代わりに眼の中に入れる眼内レンズは380nm以下の紫外線はカットできますが、それ以上の波長の光は通過して網膜に達します。
したがって、日常生活を制限する必要はありませんが、紫外線や光が強い場所に長時間いる時は必要に応じてサングラスを装用するのがよいでしょう。
400〜500nmの短波長光をカットする色としては、オレンジ、ブラウン、イエローが適しており、まぶしさも効率よく軽減することができます。
高齢者で視力低下をきたす加齢黄斑変性症という病気があります。
この病気は欧米の白色人種で戸外活動の多かった人に生じやすい、という統計学的調査結果が出ており、日本でも生活習慣の欧米化に伴って、今後増加する可能性があります。その最大の因子は加齢ですが、悪化要因として、遺伝、喫煙、高血圧、高コレステロール血症、心疾患の他、光毒性が上げられています。ここで問題となるのは400nmあたりの紫外線と500nm以下の可視光線で、活性酸素を介して網膜の変性を生じると考えられています。しかしながら、実際に人において眼内レンズと加齢黄斑変性症のはっきりした因果関係を示したデータは今のところあまりありません。
しかし、理屈からずると可能性は否定できません。
紫外線による活性酸素を除去する目的でルテインなどの抗酸化物質をとるのもよいことだと思います。


ノロウイルス対策
ウイルスは、脂質を含むエンベロープと呼ばれる膜で包まれているウイルスと、エンベロープを持たないウイルスに分類できます。ノロウイルスはエンベロープで包まれていないウイルスです。エンベロープは脂質の膜なので、アルコールで溶かされるため、アルコール消毒が有効な手段になります。しかし、ノロウイルスにはエンベロープがないので期待した効果が得られないと考えられています。(ノロウイルスは培養できないので、消毒剤の効果を正確に測定できません。)
手などの消毒は石鹸を使用して十分に手洗いして、その後流水で十分流し去ることが重要です。
体以外の物に対してはノロウイルスを死滅させるには、85℃以上の熱湯で1分間漬ける方法や、次亜塩素酸ナトリウムの液に漬ける方法が有効です。次亜塩素酸は薬局で購入できますが、塩素系漂白剤を使うことも可能です。
次亜塩素酸を使う場合は希釈する必要があるので濃度には十分注意してください。また、染色した物だと脱色される可能性もあるので注意が必要です。
塩素濃度の大まかな目安

■便や嘔吐物が付着した床や衣類、トイレなどの消毒をする場合
濃度 0.1%(1000ppm)の消毒液で消毒します。

■おもちゃ、調理器具、直接手で触れる部分などの消毒をする場合
濃度 0.02%(200ppm)の消毒液で消毒します。

しかし!次亜塩素酸は扱いを誤ると大変危険なものですので、市販の次亜塩素酸を使用した消毒液の使用をお勧めします。


胃アニサキス症
アニサキスとはアニサキス亜科に属する線虫の総称で、その第3期幼虫が魚介類に寄生し、体長は2〜3cmになります。
アニサキスの幼虫は、ヒトの体内では成虫になれないので通常排泄されますが、魚を生で食べたとき、まれにヒトの胃や腸壁に侵入し、多くが8時間以内に主に激しい腹痛を生じます。吐き気、おう吐、ジンマシンなどの症状を伴う場合もあります。
寄生している対象はサバ、サケ、ニシン、スルメイカ、イワシ、サンマ、ホッケ、タラ、マス等です。
魚介類の生食後数時間して,激しい上腹部痛,悪心,嘔吐をもって発症するのが胃アニサキス症の特徴で,人体症例の大半がこの症状を呈します。
治療方法:胃アニサキス症では胃内視鏡検査時に胃粘膜に穿入する虫体を見つけて鉗子で摘出する。腸アニサキス症では対症療法が試みられ、場合により外科的処置が施されます。現在のところ,幼虫に対する効果的な駆虫薬は開発されていません。
予防方法:海産魚介類の生食を避けること。加熱後(60℃で1分以上)、凍結後(-20℃,24時間以上)に喫食すること。


薬疹ついて
薬を内服したり注射したりすることにより生ずる発疹のことを薬疹(やくしん)といいます。その中でも問題となるのは、薬を投与されたごく限られた人でみられるアレルギー性薬疹です。薬疹といった場合には、普通この「アレルギー性薬疹」を指します。
一般的に、初めて薬を投与されて症状がでるまでに1〜2週間程かかるので、そこで初めて気が付くことが多いです。でも2回目以降の投与では数日以内に症状が現れることが多くなります。ただし、あくまで目安なので例外も多く、湿疹タイプの薬疹では数か月、時によっては数年後に初めて薬疹が見られる場合もあります。
以前薬疹が出たので、薬を換えてもらった場合でも発症する可能性がありますので、安心はできません。薬疹を見分けるのは素人には出来ません。すぐに薬剤師か医師に相談してくださいね。くれぐれも、まあこれくらいなら問題ないと判断して服用し続けないでくださいね。


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